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Gemini・Copilotのメモを社内様式の正式な議事録にする方法

Kaigi AI編集部公開: 約9分で読めます
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会議が終わると、GeminiやCopilotが要約を出してくれる。それでも、「このまま部長に回すのは気が引ける」「稟議に添付する体裁になっていない」と感じて、結局手で書き直している——そんな方は少なくないはずです。

AIのメモと正式な議事録の違いは、内容の正しさより「様式」にあります。 決定事項と議論が分かれているか、宿題に担当者と期限があるか、社内の見出しと文体にそろっているか。この記事では、Meet・Teams・Zoomの標準のAI機能が作るものと、正式な議事録に必要なものを並べたうえで、その差を埋める手順をまとめます。

確認日:2026年10月19日。各社の公式ヘルプで確かめた内容です。利用できる機能は、契約やライセンス、組織の設定によって異なり、仕様は変わることがあります。出典は記事末尾にまとめています。

Google Meetで自動メモが既定オンになった件(対象・管理者の対応・社外参加者への告知文例)は、Google Meetの自動メモが既定オンに|管理者の対応と告知文例にまとめています。

標準のAI機能が作るもの(2026年10月19日確認)

各社の公式ヘルプに書かれている範囲を、事実だけ並べます。

会議ツール公式ヘルプに書かれている内容文字起こしの保存・取得
Google MeetGeminiの自動メモ(「Take notes for me」)が、会議メモをGoogleドキュメントとして作成し、チームと共有できる会議の主催者のGoogleドライブの「Google Meet」フォルダに保存される
Microsoft TeamsCopilotが、主要なディスカッションポイントを要約し、アクション アイテムを提案する。会議後に質問するには、会議中にライブ文字起こしをオンにする既定では、主催者と共同主催者が .docx または .vtt でダウンロードできる
ZoomZoom AIのミーティング要約が、メールで送られる。要約テンプレートは、管理者が有効にしたものから選ぶ(Business 以上のアカウント)文字起こしの扱いはZoomの公式ヘルプで確認

条件も公式ヘルプに書かれています。Zoomのミーティング要約は、Zoom Workplace Pro・Pro Plus・Business・Business Plus・Enterprise・Enterprise Plusのいずれか、またはEnterprise Bundleのアカウントのライセンスユーザーが対象です。Meetの自動メモは、対象のGoogle Workspaceエディションまたは Google AI プランが必要です。Teamsでは、会議の開催者が、Copilotを使えるかどうかを会議ごとに設定できます。

詳細は、各社の公式ヘルプをご覧ください。出典は記事末尾にあります(英語のページを含みます)。

いずれも、会議の要点や次のアクションを自動でまとめる機能です。社内に回す文書にするときは、会社ごとの様式にそろえる作業が別に生じます。

正式な議事録に必要なもの

会社によって様式は違いますが、社内に回す議事録には、おおむね次の要素が求められます。

  • 会議の基本情報 — 会議名・日時・場所(会議ツール)・出席者(社外の方は会社名と敬称つき)・作成者
  • 議題ごとの整理 — 議題と、そこで話された要点
  • 決定事項 — 「決まったこと」だけを、議論の経過と分けて書く
  • 宿題(アクションアイテム) — 誰が・何を・いつまでに。担当者と期限のない宿題は、宿題として機能しません(書き方はアクションアイテムとは)
  • 保留・次回への持ち越し — 決まらなかったことを、決まらなかったと明記する
  • 稟議に添付する場合 — 決定内容・決定の理由と背景・承認者欄
  • 文体と敬語 — 社内向けは である調、社外配布は です・ます調、などの社内ルール

要約と正式な議事録で、確認する点

メモや要約を議事録にするときは、次の6点を確認します。どのツールの出力でも同じ観点で使えます。

観点正式な議事録で求められる状態確認のしかた
決定事項決定事項だけを独立した見出しで書く議論の経過と同じ段落に混ざっていないか
宿題全項目に担当者と期限がある担当者・期限が空の項目がないか
見出し社内様式の見出し(議題・決定事項・宿題・承認者欄など)社内の雛形と並びが同じか
文体社内ルールに合わせた である調/です・ます調文末が統一されているか
固有名詞社内の正式表記にそろっている社名・製品名・人名の表記ゆれがないか
出席者部署・役職・社外の方は会社名と「様」表示名のままになっていないか

これは機能の優劣ではなく、メモと議事録の目的の違いです。メモは「参加者が思い出すため」、議事録は「参加していない人が読んで判断するため」のものだからです。

例:メモから議事録へ(架空の会議)

要約メモのイメージ(架空の例です。特定のツールの出力ではありません):

・新サービスの価格について議論。月額案で進める方向。
・次のステップ:見積もりの作成、法務確認

社内様式の議事録(である調)にすると:

【決定事項】
1. 新サービスの価格体系は月額課金とする。
   理由:初期費用を抑えたいという既存顧客の要望が多いため。

【宿題】
- 営業部 田中:見積書(月額案)を作成する。期限 10月21日
- 法務部 佐藤:利用規約の改定要否を確認する。期限 10月24日

【保留】
- 年額割引の有無は、次回の会議で決める。

「方向」は「とする」に、「次のステップ」は担当者と期限つきの宿題に、決まらなかったことは保留に——この書き分けが、正式な議事録の仕事です。

差を埋める手順

手順1:元にするのは「要約」ではなく「文字起こし」

要約に含まれなかった発言や、決定の理由は、要約からは確認できません。議事録の元には文字起こし(トランスクリプト)を使い、AIの要約は見比べる確認用に回す方法があります。

  • Google Meet — 主催者のGoogleドライブの「Google Meet」フォルダにある文字起こしを開き、本文をコピーする
  • Teams — 会議の記録から文字起こしを .vtt で保存する(.docx で保存した場合は本文をコピーする)。Teamsで文字起こしが取れないときの確認点はTeamsで文字起こしできない原因と対処にまとめています
  • Zoom — 文字起こしを保存し、.vtt・.srt・.txt のいずれかのファイルか、本文のコピーで用意する(保存の手順はZoomの公式ヘルプで確認)

手順2:社内様式と文体を先に決めておく

毎回あとから直すより、型と文体を先に決めて、そこに流し込むほうが、担当者による差が出にくくなります。様式がまだない場合は、議事録テンプレート完全ガイドの型から始めると決めやすいです。

手順3:取り込んで、型どおりに生成する

Kaigi AIでは、手順1の文字起こしを取り込み画面に渡すと、音声を再度文字起こしすることなく議事録に整えます。

  1. 設定画面で議事録の型(標準・議事録・稟議向け・5W1H)と文体(です・ます調・である調・社内カジュアル)を選ぶ。社内の見出しに合わせたカスタムテンプレートも作れます(作れる数はプランによります)。
  2. 社名・製品名・人名などを用語辞書に登録しておく。
  3. 取り込み画面で、.vtt・.srt・.txt ファイルを読み込むか、本文を貼り付ける。「名前: 発言」の形の行やVTTの話者タグは、話者名として読み取ります。
  4. 数分で、**会議概要・決定事項・アクションアイテム(担当者・期限つき)**が、選んだ型と文体で生成されます。

稟議向けの型では、決定内容に加えて決定の理由・背景と承認者欄を含む形で出力します。

補足:取り込みも月間の利用枠に計上されます。1回に取り込める文字数には上限(20万文字)があるため、極端に長い会議は分けて取り込んでください。

手順4:人が確認して、仕上げる

AIが整えた議事録も、最後は人が確認します。決定事項は画面上で直せて、仕上がったらWord・PDF・TXTでダウンロードできます。確認するときは、次のチェックリストが使えます。

  • 決定事項は「〜とする」「〜に決定」の形で、議論の経過と分かれているか
  • 宿題のすべてに担当者と期限があるか
  • 決まらなかったことが「保留」として残っているか
  • 出席者の表記(部署・役職・社外の方の会社名と「様」)がそろっているか
  • 社名・製品名・人名が正式な表記になっているか
  • 文体が社内ルール(である調/です・ます調)で統一されているか
  • 稟議に添付する場合、決定の理由と承認者欄があるか

まずは試したい方へ — Kaigi AIは初月90分無料・クレジットカード不要で始められます。仕上がりだけ先に見たい場合は、登録不要で見られる議事録のサンプルもご利用いただけます。

議事録の用途で分ける

すべての会議を正式な議事録にする必要はありません。会議の用途で、次のように分けて考えられます。

  • 社内の短い定例や、参加者だけが見返すメモなら、各ツールの要約を、そのまま参加者の記録として使う運用もあります。
  • ChatGPTなどに文字起こしを貼り付けて整形する方法もあります。詳しくはChatGPT・NotebookLMで議事録は作れる?で整理しています。

正式な議事録が求められるのは、参加していない人が読んで判断する会議——稟議に添付する会議、取引先と合意した内容を残す会議、経営層に報告する会議などです。そうした会議に絞って、型と文体のそろった議事録にする分け方があります。

まとめ

  • Meet・Teams・Zoomの標準のAI機能は、会議の要点や次のアクションを自動でまとめる機能。
  • 正式な議事録との差は様式——決定事項と議論の区別、担当者と期限、社内の見出し、文体と敬語。
  • 正式な議事録の元には、要約ではなく文字起こしを使う方法がある。
  • 型と文体を先に決めて流し込み、最後は人がチェックリストで確認する。
  • Kaigi AIの取り込み画面では、.vtt・.srt・.txt の読み込みか貼り付けで、選んだ型と文体の議事録に整えられる。

出典(2026年10月19日確認)

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